恒常性外斜視とは
常に外斜視(*1)が出現している状態の斜視です。つまり片目はまっすぐ目標を見ているけれど、もう片方の目ははずれっぱなし、という状態です。生まれてすぐ~1歳までの間に外斜視がでてくる場合や、はじめは間欠性外斜視(*2)だったのに、いつの間にか恒常性外斜視になってしまう場合もあります。この場合、「「目つきがおかしいときと大丈夫なときがあったけど、いつの間にかはずれっぱなしになってしまった」というイメージになります。また白内障や緑内障、網膜剥離などの目の病気、目のけがなどで目がよく見えなくなってしまったがために、両眼視機能(*3)が悪くなった場合にも恒常性外斜視が出てくることがあります。
*1 外斜視:片眼が目標を見ている時に、他眼が外側(耳の側)へずれている状態。
*2 間欠性外斜視:外斜視が出る時と出ない時の2つの状態をあわせもっている外斜視。「目つきがおかしいときと大丈夫なときがある斜 視」と言えばイメージしやすいでしょうか。
*3 両眼視機能:両眼をひとつのまとまりとして使う能力(立体感や奥行きを感じるちからなど)