「内斜視」とは、片眼がなにかを見ている時に、もう片方の眼が内側(鼻側)へずれている状態です。 「内斜視」とひとくちにいっても、調節性内斜視、部分調節性内斜視、乳児内斜視・・・とたくさんあり、これらは起きてきた年齢、原因、 […]
斜視(しゃし)
斜視とは、片眼はまっすぐ向いているのに、もう片眼だけずれている状態です。両眼の視線は、ふつう、見る対象に向かってそろっています。しかし、片方の眼の視線が見る対象からずれてしまっている状態を「斜視」といいます。
斜視になると、両眼視機能(両眼をひとつのまとまりとして使う能力(立体感や奥行き感など))が悪くなり、ものを見たとき立体的に感じたり奥行きを感じる力が低下します。
こどもは視覚の発達していく時期なので、この時期に斜視があると、両眼視機能の発達が悪くなったり、弱視を伴ったりします。このように、斜視は見た目だけの問題だけでなく、感覚的な問題をも引き起こすことがあります。
乳児眼振(にゅうじがんしん)=先天眼振(せんてんがんしん)
乳児眼振(先天眼振)とは 生後間もなくからの眼振です。眼振は揺れかたから衝動眼振(しょうどうがんしん)と振子眼振(ふりこがんしん)に分けられます。 ・衝動眼振 行きと戻りの揺れの速度が異なる動きをするタイプ ・振子眼振 […]
眼振(がんしん)
眼振とは 眼振(がんしん)とは、目が痙攣したように動いたり揺れたりすることです。眼の動きを調節する脳のどこかに異常がある場合に起こります。タイプによっては生まれてすぐから視力が弱いことがあります。 しかし、幼児期の眼振の […]
感覚性斜視(かんかくせいしゃし)
感覚性斜視とは 片眼または両眼に何らかの原因で視力の障害が起きたために、両眼視機能(立体感や奥行き感など両眼をひとつのまとまりとして使う能力)が失われ、その結果、二次的になった斜視を感覚性斜視といいます。廃用性斜視(はい […]
重症筋無力症(じゅうしょうきんむりょくしょう)
重症筋無力症とは 全身の骨格筋(*)の力がなくなっちゃって疲れやすくなる病気です。自己免疫疾患(じこめんえきしっかん)といって、本来バイキンとかが体に入ってきたときにやっつけてくれるはずの「免疫」が、バイキンがはいってき […]
デュアン症候群(Duane症候群)
デュアン症候群とは 眼球にはいくつか筋肉がくっついています。その筋肉を動かすことで、私たちは眼を上下左右に動かせることができます。いくつかの筋肉のうち、眼球を外側に向けるための「外直筋」という筋肉を操る神経に、生まれつき […]
外転神経麻痺(がいてんしんけいまひ)
外転神経麻痺とは 脳みそから直接出ている外転神経は、眼球を外に動かす眼の筋肉である、外直筋(がいちょっきん)に「動け」という命令を伝える神経です。脳みその橋(きょ う)と呼ばれるところにある、外転神経核(がいてんしんけい […]
滑車神経麻痺(かっしゃしんけいまひ)/上斜筋麻痺(じょうしゃきんまひ)
滑車神経と上斜筋 脳から直接でる滑車神経は、眼球を動かす筋肉のうち上斜筋(じょうしゃきん)に「動け!」という命令を伝えます。滑車神経の麻痺はやられた部位が脳でなければ単独で起こりますが、動眼神経麻痺と同時に発症することも […]
動眼神経麻痺(どうがんしんけいまひ)
動眼神経麻痺とは 神経は脳から直接でる脳神経(のうしんけい)と、背骨のあたりの脊髄というところからでる脊髄神経(せきずいしんけい)があります。動眼神経(どうがんしんけい)は、脳から直接でる脳神経のほうです。動眼神経は読ん […]
下斜筋過動(かしゃきんかどう)
下斜筋過動とは 斜視には横にずれる水平斜視と縦下斜筋過動にずれる上下斜視の2種類がありますが、下斜筋過動は上下斜視の原因になる代表的な疾患のひとつです。眼球には目をキョロキョロ動かすために6つの筋肉(外眼筋)がつながって […]